2018年12月11日

NHKBS放送のお知らせです

NHKダーウインが来た!生き物新伝説 「密着!東京の大自然」
これまで、秋・冬・春・夏編の4回にわたって放送されてきましたが、
次回、NHKBSプレミアム「ワイルドライフ」で1年分の総まとめが放送される予定です。

現在のところ放送予定は次のとおりです。
2018年12月24日(月)
20時〜、NHKBSプレミアム
なお、表題など詳細はまだ決まっていません。

ミゾゴイに関しては、ヒナが巣立った後、
親から必死に食べ物をねだるシーンなどを紹介したあと、
「若鳥が最初は親鳥を頼りながらも、次第に独り立ちしていく」という シーンで締めくくられる予定です。

ここで、ミゾゴイ幼鳥の独り立ちの時期について少し説明しておきましょう。
結論から言いますと巣立ち後、
親から餌をもらう(巣外給餌)は、せいぜい2週間程度です。

渡りの時期には、当然、独り立ちしています。
独り立ちの時期は、長くても1か月(8月)くらいでしょう。
(繁殖の時期が何らかの理由でずれた場合は9月〜ということもあります)

タカ類などは、巣立ち後も長い期間を親鳥から餌を運んでもらいます。
ミゾゴイの巣立ちした幼鳥は、2週間くらいで親と離れて自分で餌を捕ります。

巣立ちの時期(7月)には、ミミズ類を始め餌となる生き物が豊富にいるので
自分で餌を捕ることが十分に可能です。

採餌の方法も、タカ類などと違って何度でも餌の捕り直しができます。
私の観察では、親鳥でさえ捕食の失敗を繰り返して、
9回目にやっと一匹のミミズをとらえたことがあります。

幼鳥の死亡率は餌以外の理由でかなり高いと考えられます。
オオタカ、クマタカ、カラスなど空からの天敵、
テン、イタチ、キツネ、アライグマ、イエネコなどの地上の天敵、
車との衝突、電線に絡んで骨折するなど事故による死亡などがあります。
こうした苦難を乗り越えたものだけが渡りの時期を迎えます。

ミゾゴイは、世界で日本でのみ繁殖することが知られています。(2~3の例外を除いて)
日本を代表する鳥と言ってよいでしょう。

ミゾゴイは、日本の気候(夏暑く雨が多く餌となるミミズ類などいきものが豊富)、
地形(急峻な地形からなる川・渓流)、植生(針葉樹と落葉樹の混交林)、
(地形と植生からなる環境がミゾゴイの営巣地)にもっともよく適応した鳥であると私は考えています。

これまでの放送を通して、ミゾゴイが少しでも社会に知られた鳥になり、
その生息地が保全されることを願っています。

(川名国男)
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2018年11月24日

ダーウィンが来た! ミゾゴイ

トリミングIMG_0001.jpgミゾゴイ.jpg
<ミゾゴイ 幼鳥>

ダーウィンが来た!生きもの新伝説
「密着!東京の大自然
  夏の奥多摩でお宝を探せ!」

11月25日(日)19:30〜19:58
NHK総合テレビ

内容:
東京・奥多摩の大自然に密着するシリーズの第4弾。
夏限定のお宝探しに挑戦!

水辺では、奇妙なダンスを踊る珍鳥に遭遇。
正体は、世界にわずか1000羽といわれる希少な鳥(ミゾゴイ)。
清流で、ルビーのようなお宝を抱えたサワガニを発見、
カニの中では型破りなその子育てに密着(サワガニ)。
さらに、日本有数の巨木の宝庫である森では、
真夏に光る謎の木を大捜索!すると現れたのは
まるで宝石のように光り輝く生きもの(タマムシ)。
森の王者・クマタカの成長も目撃!(クマタカ)
1年がかりの密着取材完結編。

ミゾゴイは日本を代表する鳥です。
しかし、トキやコウノトリを知っていても、ミゾゴイを知る人はごくわずかです。

ミゾゴイがトキやコウノトリのように社会で普通に知られる鳥になり、
ミゾゴイの生息地が保全されることを願っています。

ミゾゴイの生息地には、日本在来の生物が豊かに生息しています。
ミゾゴイを保護することはこれら在来の生物を保護することになります。
そのことが、日本の生物多様性を守ることになります。
(川名国男)
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2018年11月05日

NHK放送予定のお知らせ

NHKダーウィンが来た!奥多摩・夏編」の放送予定のお知らせです。
2018年8月12に放送された「春編」に引き続き、「夏編」の放送が現在のところ次のとおり予定されています。

11月25日(日)NHK総合テレビ 19:30〜
 ダーウィンが来た!いきもの新伝説
     「密着!東京の大自然 夏の奥多摩でお宝を探せ!」

夏編は、水辺と森でそれぞれ生きものたちの暮らしを見ていくオムニバス的なつくりになっています。ミゾゴイを筆頭にサワガニ、タマムシ、アオバズク、クマタカが登場します。

ミゾゴイに関しては、巣立ちした若鳥が狩りを試みる様子と、親鳥にさかんに食べ物をねだる様子(餌乞い行動)をメインに紹介されています。

若鳥の餌乞い行動がとても面白くインパクトがあり、番組冒頭のオープニングで、音の演出を加えて印象的な登場シーンになっています。

また、このダーウィンが完成したあとに、1年間の撮影をまとめて、
NHKのBS放送「ワイルドライフ」で放送が予定されており、そこで改めてミゾゴイについてじっくり紹介する予定(放送日はまだ未定)とのことです

わたしは、ミゾゴイの生態の一面を日本(世界)で初めて明らかにしました。
そして、貴重なミゾゴイの生息地を保全するためにいろいろな活動をしてきました。

そこで、まず大切なことは、ミゾゴイという希少な鳥をトキやコウノトリのように社会に広く知らせることです。今回のNHKでの放送もそのひとつです。

撮影は、動物カメラマンの平野伸明さんです。
番組最後のエンドロールの取材協力に「川名国男」と表示されます。


<写真 ミゾゴイ幼鳥の餌乞い行動>
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ミゾゴイの餌乞い行動説明
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2018年09月26日

「ミゾゴイ」横浜市繁殖センターで、4年間で9羽の雛が誕生

IMG.jpgIMG_0001.jpgIMG_0002.jpgIMG_0003.jpgIMG_0004.jpg

<写真>
「ミゾゴイの保全に向けて 長期飼育と飼育下繁殖への取り組み」の記事が
ZOO横浜2018年No.106 AUTUMN 横浜市動物園友の会発行機関紙に掲載されました。

執筆者の白石利郎さんから、その機関紙が送られてきました。
大変貴重なミゾゴイの繁殖記録ですので、ここに記事をご紹介します。

横浜市繁殖センターでは、2013年からミゾゴイの飼育・繁殖に取り組み、2015年に日本で初めてミゾゴイの繁殖に成功しました。
(よこはま動物園ズーラシアでは2004年10月より保護されたミゾゴイの飼育実績があります)

飼育を担当したのは、繁殖センターの白石利郎さん。
白石さんは、これまでにカンムリシロムク、カグー、ホオアカトキなど希少種の繁殖を手掛けてきた方です。

内容は、5ページにわたり、これまでの飼育経過が分かりやすくまとめられています。
今後、野外でミゾゴイの保護を進めていくうえでも、かけがえのない資料です。

記事によりますと、2013年から飼育・繁殖に取り組み、2015年に初めて繁殖に成功して、その後4年間で9羽の雛が誕生しました。

この間、エサの種類や与え方、ペアリング、巣材や巣の場所、雛の保護、冬の温度調節など、
多くの試行錯誤や傍からは分からないご苦労があったことでしょう。

白石さんがむすびで書いているとおり、「今後は野生ではなかなか調査することができないミゾゴイの生態や行動に関する研究や、地域と連携した保全活動などとの協力」が重要だと思います。

今後の研究で、ミゾゴイの外見上の雌雄の違い、求愛行動、雌雄の鳴き声の違い、囀り行動などが明らかにされていくことでしょう。

ミゾゴイは日本の繁殖固有種であり、ミゾゴイを保護するためには生息地の保全が不可欠です。
ミゾゴイの飼育・繁殖の成功が継続することにより、社会におけるミゾゴイへの関心が高まり、生息地の保全が進むことを期待しています。


<参考>
ミゾゴイに関して、よこはま動物園との連携記録。

「よこはま動物園ズーラシア動物病院内におけるミゾゴイの非繁殖期における活動調査結果」拙書「ミゾゴイ〜その生態と習性〜」(p142)

「当ブログ」
2012年6月19日「ミゾゴイを保護した場合は野毛山動物園にご連絡を!」
2013年2月14日「ミゾゴイの魅力と生態」ミゾゴイ講演会
2013年3月6日 「野毛山動物園のミゾゴイ」
2015年8月6日 「巣立ちに感動しました〜横浜市繁殖センターのミゾゴイ」
2015年7月5日 「ヒナがふ化 横浜市繁殖センターで」
posted by mizogoi at 18:54| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月09日

ミゾゴイ巣立ち、赤飯で祝う 映像は8月12日「ダーウィンが来た!」で 放送

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<写真>
苔むした渓流でエサを探すミゾゴイの親子。手前が親鳥、後ろにいるのが巣立ちした雛(幼鳥)で、翼をふるわせ餌乞いをしている場面。2018年7月14日、Hさん撮影(写真の転用を禁止します)


きょうは、ミゾゴイの撮影に携わったHさんはじめ3人の労をねぎらった。
雛が巣立ちに至り、撮影に一区切りがついたらお赤飯でお祝いをする約束をしていた。
拙宅で赤飯弁当を食べながら、ミゾゴイへの思いを語った。

Hさんは、今年の春に103か所もの沢を探索した。
そして、古巣や使われていない巣はいくつか見つけたが親鳥がいる巣に行きついたのは2つ。
親鳥がいる巣を確認することがいかに大変なことか。

動物カメラマンとしてのプロ意識もあるが、何よりもミゾゴイに出会いたいという執念からの、ものすごい努力の結果である。

簡単に巣のある場所を案内しろ、などと言うお気軽な人が少なくない中で、Hさんの努力には頭が下がる思いである。

今回のK巣では5羽の雛が無事に巣立ちしたが、巣立ちに至るのは容易なことでない。
カラスやタカ類などの天敵からの捕食、アライグマのような新しい天敵の出現、人間の影響などがある。

そうしたことを乗り越えて、巣立ちに至ったのできょうの赤飯となった。
赤飯で祝うとは、ちょっと古風に思うかもしれない。
これにはそれなりのわけがあったが別の機会に・・・。

今回、「ダーウインが来た!」の番組でミゾゴイを放送していただくことは、日本の渓流を代表するミゾゴイへの理解が深まり、ありがたいことである。

ただ、当該番組では、一般視聴者が飽きることなく面白く見てもらうことが優先されるため、ミゾゴイの生態を十分に紹介するには限界がある。
Hさんたちの撮影努力が十分に反映されるとは限らない。

これからもミゾゴイが広く社会に知られた鳥になり、生息地の保全が少しでも進むことを願っている。

posted by mizogoi at 20:19| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月02日

ミゾゴイの撮影を終えたHさんの感想です

撮影スタッフ代表のHさんは、「4月から7月末までの4ヶ月間、長い長いミゾゴイとの時間でした。私の鳥歴でもこんなに姿が見えず、難しかった鳥はいません。また、ぶつけ本番も厳しかった。フィールドとミゾゴイの関係を含めた地理場所の事前知識準備が無いのも厳しさに拍車をかけました。そんな中にあって、川名さんのご本と、川名さんの存在は、私の唯一の支えでした。始めの2ヶ月は、とにかく自分の目で見て、歩いて、それから川名さんにお会いしたい、と決めていました。まさか皆古巣とは思いもしませんでしたが、それも今となってはミゾゴイの厳しさ難しさを語るよい思い出です。日本の森の風土、気候、文化をも象徴する貴重で、素晴らしく、人知れず健気なミゾゴイに接することが出来ました。ミゾゴイの素晴らしさを多くの人たちに伝えて行ければと思います」と、感想を述べています(8月2日、原文のまま)。

K巣における巣立ち後の最後の幼鳥の確認日は2018年7月26日。
5羽の雛のうち、最後に巣立ちした雛が7月13日。
最後に巣立ちした雛だと仮定すると、約2週間、巣があった周辺の沢に滞在していたことになります。
K巣の場合は、営巣環境が比較的良好に保全されていたので、他に移動することなくこの場所に留まっていたものと考えられます。

映像は、8月12日(日)NHK放送「ダーウィンが来た!」春編と夏編(放送日未定)で放送されます。
posted by mizogoi at 14:06| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月01日

ミゾゴイ 「ダーウィンが来た!」NHKテレビの放送日が確定しました。

ことし5月から、共同でNHKが東京・奥多摩で撮影を続けてきたミゾゴイの映像が、
次のとおり放送されることが正式に決まりましたのでお知らせします。

放送日とタイトルは下記の通りです:
放送:8月12日(日)
19:30〜 NHK総合テレビ

タイトル:ダーウィンが来た!生きもの新伝説
密着!東京の大自然
春の奥多摩で謎解き大冒険

番組の中で18分ほど、ミゾゴイの生態が放映されます。
続編(夏編)でまたミゾゴイが放映される予定です(月日は未定です)。

「ダーウィンが来た」の番組で取り上げられることにより、
ミゾゴイが広く世間に知れ渡り、関心が高まり、生息地の保全につながることを期待しています。
川名国男
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2018年07月24日

K巣で巣立ちしたミゾゴイその後

巣立ちしたその後の雛(幼鳥)は、5羽のうちの1羽が巣の近くの沢で親鳥から餌をもらっている姿が確認されました。
雛が沢で水を浴びている姿も確認することが出来ました。

巣立ちした雛は、自分で餌を捕ることが出来ますが、7月13日に最後の1羽の雛が巣立ちしてから
11日目、約2週間近く巣外給餌が行われることが分かりました。

(このブログは、Hさんの報告をもとに記録として作成しています)

NHKテレビ「ダーウィンが来た」でミゾゴイの放送予定。
正式には発表されていませんが、いまのところ、8月12日(日)に予定されています。

posted by mizogoi at 21:29| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月20日

ミゾゴイが首を左右にくねらせるのはなぜか?

撮影された映像を見て、ちょっとしたことが話題になりました。

ミゾゴイは、餌を探して歩いている時などに、
喉から胸にかけての首を左右にくねらせる動作をします。

この動作を初めて見た人は、奇妙に見えます。
どうしてだろう、なぜだろうという疑問が自然にわいてきます。

結論的にはよく分からないのですが、
まとめてみると次の3つの意見になります。

1 威嚇の動作(今回の撮影者の意見)。
2 首の縦につながる黒い線がヘビのようにも見えるので相手を驚かす(著名な鳥類学者の意見)。
3 食べたものを胃袋に都合よく収める(私の意見)。

さて、みなさんはどう考えますか。
結論を出すには、首の骨の構造など形態的なこと、どのような時に行われるかなど、
もっともっと詳しく調べる必要があります。

それぞれの意見には次のような疑問が出てきます。
1番目の威嚇の場合、誰に対して威嚇をするのか、その効果はあるのか。
2番目の意見に対しては、何のためにヘビに似せる必要があるのか。

ちなみに私の意見は次のとおりです。
「ミミズや小型のヘビなど獲物を飲み込んだ直後は、
獲物はまだ生きていますので胃袋(砂嚢)に都合よく収める必要があります。
長い首(食堂)をくねらせて胃袋に収めるための動作と考えます。
多量の餌を飲み込んで胃袋にためて、丸めてヒナに食べやすい状態にして与えるものと考えます。
首の長い他のサギ類、たとえばダイサギは餌を飲み込むときは首を伸ばしていますが、
ミゾゴイは獲物を飲み込むときには長い首を折りたたむように短くしています。

人間から見るとこの動作は不気見にもえますが、威嚇の意味はないと思います。
ミゾゴイは、地上でカラスなどの天敵に出会うと棒くいのように首を伸ばして全く動かなくなります。
喉から胸にかけて走る黒い線は、擬態の時に効果的に枯れ枝に似せるためのものと考えます。
ミゾゴイが天敵から逃れて生き抜く方法は、
ただひたすらに首を空に向かって最大限に伸ばして動かないことです。
天敵が去るのを待つだけです」

いずれにしましても、その答えは野外でじっくり観察することが大切なことでしょう。

月日はまだ確定していませんが今回の映像は、
NHKテレビ「ダーウィンが来た」で放送を予定していますので、みなさんも映像をよく見て、じっくり考えてみませんか。
posted by mizogoi at 05:51| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月13日

最後の1羽が巣立ちしました

巣は、カラになりました。

きょう、ついに最後の1羽が巣から離れました。
枝伝いに移動して近くの枝に止まりました。
ヒナは、盛んに鳴いていましたが、親鳥の姿は見えませんでした。
近くの枝で親から餌をもらっていたのでしょう。

先に巣立ちした4羽のうち数羽のヒナ(幼鳥)は、巣の近くの沢に下りていました。
そこへ、サルの群れがやって来たので驚いて木の枝に飛び立ちました。

撮影を続けてきたHさんは、今までの苦労を振り返って、
「ついにここまで来ました。ミゾゴイは、本当に素晴らしい魅力溢れる鳥です。
そのような生き物と長い間時間を共有できて、感無量です」と言ってきました。

親鳥がいる巣(カラの巣は時々見つかる)の探索から始まって、
ヒナが巣立つまで見届けることは本当に大変なことです。

5羽のヒナ全部が無事に巣立ちするまでには、天敵からの攻撃や捕食が一番気がかりでした。
もちろん、巣立ち後も天敵に狙われて捕食されることがあります。

天敵には、ハシブトガラス、オオタカ、クマタカ、テン、アライグマ(外来種)、イタチ、アオダイショウ、サルなどが考えられます。

空からの天敵は防ぎようがありませんが、
Hさんたちは地上から巣へ侵入する天敵への手立てを早くから講じていました。

Hさんたちは、春編の続編を予定して、巣立ち後の幼鳥を追って撮影を続行しています。

(K巣 このブログはHさんの報告をもとに備忘記録として作成しています)
posted by mizogoi at 22:31| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

あと1羽、まだ巣立ちしていません

7月12日午後3時現在、巣内にはまだ1羽のヒナが残されています。
最後の1羽が巣立つのは、あと1~2日でしょう。

7月8日に3羽が巣から離れました。
翌日の9日にはさらに1羽が巣から離れました。

巣を離れたヒナたちは、
巣の近くの沢などで親鳥から餌をもらっていました(巣外給餌)。

最後に残されたヒナは、
最初にふ化したヒナに比べて4~5日遅れてふ化したのでしょう。

撮影を続けているMさんは、
巣立ちした2羽のヒナ(幼鳥)が親鳥から餌をもらっていたと話していましたが、
持ち帰ったビデオを見ると、なんとヒナは1羽でした(Hさんからの報告)。

なぜ、・・・?

撮影者は、1羽のヒナが翼を交互に持ち上げる餌乞い行動を2羽のヒナに見間違えたのです。
撮影者までが見間違えてしまうミゾゴイの餌乞い行動は、本当に興味深いです。

(K巣備忘記録 7月11日で春編は締切 巣立ち後の撮影は続行中)

posted by mizogoi at 21:35| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月10日

最後の1羽はまだ巣立ちません

5羽のヒナのうち、いちばん小さい1羽がまだ巣立ちしていません。

ミゾゴイのヒナは同時ふ化ではなく、日にちを置いて別々にふ化します。
1羽だけ、まだ巣立ちに必要な期間を経過していないのでしょう。

親鳥は、7時から15時まで巣に戻らなかったようです。

(K巣 このブログはHさんからの報告をもとに備忘記録として作成しています)
posted by mizogoi at 20:47| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月09日

4羽が巣立ち、残り1羽

本日、4羽のヒナが巣立ち、巣内には最後の一羽が残りました。
7月10日を巣立ちの日と見込んでいましたので、ほぼ予定通りです。

あと1羽残されていますが、ここまで来るには本当に大変なことでした。
残りの1羽が無事に巣立つことを期待しています。

(K巣 このブログはHさんの報告をもとに作成しています)



posted by mizogoi at 22:23| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月08日

3羽が巣立ちしました

5羽の雛のうち、3羽が巣から離れました。
巣の近くの沢に降りて林道や沢を歩く姿が目撃されています。

親鳥は、巣を離れた雛(幼鳥)にも給餌(巣外給餌)を行い、
巣内に残る2羽の雛にも給餌を行っています。

ふ化間もない時から撮影を続けているHさんも、
ここまで来たことに「感無量です」と喜びを隠せません。

(K巣 このブログはHさんからの報告をもとに作成しています)

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2018年07月06日

巣立ちまでもう一息です

5羽のヒナのうち1羽が巣から少し離れた枝に移りました。

親鳥は、巣にいるヒナに優先的に給餌します。
巣から離れたヒナも餌をもらうため巣に戻ります。
巣に戻らなくなればそのヒナは巣立ちです。

巣のヒナは、1羽減り、2羽減り、最後に1羽が残り、
そしてすべてのヒナが巣から離れていきます。

最後の1羽が巣立つまでは、あと数日かかるでしょう。

(K巣備忘記録)
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2018年07月04日

巣立ちまであと6日

5羽のヒナたちは、
いちばん心配した天敵に襲われることなく、巣立ちまであと6日に迫りました。

親鳥はよく頑張りました。
巣に戻ると精悍な表情を見せています。
赤い羽根がきれいです。

ミゾゴイはこんなにも赤い鳥なのか、と改めて思います。
ヒナたちの、タカのような鋭い目つき、キリリとした表情はたくましく成長した証です。

ミゾゴイは、まさに日本を代表する鳥です。

ここまで頑張った親鳥にお疲れさん、頑張りましたねと言いたいです。
巣から飛び立ち、巣に戻らなくなった時点で巣立ちでしょう。

あと、6日頑張って欲しいです。  (K巣備忘記録)

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2018年06月30日

巣立ちまであと10日

5羽のヒナは、無事に大きくなっています。
巣の下は、ヒナたちのフンで真っ白でした。
フンは、ヒナたちの成長ぶりを物語っています。

巣立ちまで、あと10日、まだ10日ある。
タカ類などの天敵に捕食されることなく巣立を迎えてほしい。
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2018年06月21日

巣立ちまであと20日

5羽のヒナが全部巣立ちするのは7月10日の予定。
あと、20日ほど。タカ類などの天敵に襲われることなく無事に巣立つことを祈るばかりです。

(野外 2018年6月21日、備忘記録)

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2018年06月17日

ミゾゴイの巣に思うこと

ミゾゴイの巣は、枝が二股に分かれた、Yの字形の部分に掛けられています。

巣は、宙に浮くように二股の枝に乗っているだけで、枝から落ちそうに見えます。
また一見、粗雑に作られた巣のようにも見えます。

しかし、簡単には落ちません。
二股の枝に、巣材が立体パズルのように絡んで、組木細工のように作られています。

繁殖期には、強風や台風・豪雨がありますが、
これらに耐えて、古いものでは、4~5年経過しても、枝に残っている場合があります。
ミゾゴイの巣は、日本の気候に適合して、よくできた巣です。

調査のために巣を探索していると、
古巣がときどき見つかりますが、親鳥がいる巣はめったに見つかりません。
古巣が5~6個見つかっても、本物の巣は1個ぐらいでしょう。
ミゾゴイの営巣を確認することは、本当に大変なことです。

ミゾゴイは近年、激減しています。
ミゾゴイは、日本の気候、風土によく適合した鳥です。
ミゾゴイこそ、日本を代表する鳥だと思います。
そして、ミゾゴイの生息環境は、日本の生物多様性の原点であると考えています。

ミゾゴイがトキやコウノトリのように、
社会に広く知られた鳥になり、生息地が保全されることを願っています。

2018年5月から調査を復活しています。
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2018年05月05日

ミゾゴイの囀り情報(仙台市)

仙台市(青葉区)にお住いの山内雅人さんから、ミゾゴイの囀り情報の提供がありました。囀りおよび撮影は、2018年4月29日19時ごろ。

正確な鳴き声の日時、録音、場所(位置情報)、シルエット写真が添付されていましたので、記録として留めておきます。(ブログ掲載は山内さんにご了承済)

録音から、囀りはミゾゴイの鳴き声であることを確認しました。
写真は、シルエットですが、姿かたちからミゴゴイであることを十分に確認することが出来ました。また、屋根の上で鳴いていることがはっきりとわかります。

環境の変化にも触れていることが大変参考になりました。
3年前まではなかった太陽光発電所が出来て来ないだろうと思っていたところ、再びやって来たとのことです。

IMG_8707.jpg

屋根の上で囀るミゾゴイ(山内:20180429)



なお、山内さんには3年前にも情報をいただいています。
2015年4月28日 21時ごろ、29日18時30分ごろ鳴き声確認(録音添付)。

posted by mizogoi at 11:03| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする